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PROJECT STORY vol.02
ミストにかけた想い。
酷暑でも快適なスポーツ環境を。

ミスト噴霧状況

日本体育施設が手がけるフィールド冷却細霧システム。ここでは、d大学専用アメリカンフットボール場を例にご紹介します。

人工芝グラウンドの夏場の暑さ対策、快適なスポーツ環境を提供するために、日本体育施設が打ち出した施策とは。

Chapter.01土のグラウンドに起こる問題と人工芝グラウンドの熱中症対策

当時、土のグラウンドが主流であった。アメリカンフットボール場はある深刻な悩みを抱えていた。

土のグラウンドは天候によって状態が大きく左右され、土が柔らかすぎたり硬すぎたりといった問題があり、雨が降ると練習は中止となる。

すでに施工に成功していたグラウンドの人工芝化をなんとしても成功させたいと願っていた。しかし、夏場の人工芝は表面温度が60度にも達し、熱中症が増加することが懸念された。

人工芝にする上で、それはなんとしても乗り越えなければならない大きな課題であった。

早稲田大学 東伏見キャンパスアメリカンフットボール場

早稲田大学 東伏見キャンパスアメリカンフットボール場

Chapter.02運命を託されたふたり

数ある施工会社の中から、満場一致で日本体育施設を選んだのには理由がある。唯一、熱中症対策に着眼して作られた「フィールド冷却細霧システム(以降ミスト)」の導入を提案されたからだ。

ミストは、フィールド上にミクロの霧を漂わせ、熱環境をコントロールする技術である。人工芝の表面温度を下げるだけでなく、体感温度を下げることにも寄与することが期待されていた。

人工芝化への道に一筋の光が射した。担当は、現・管理統括本部本部長の田中孝二。設備や施工技術などの豊富な経験を持つベテランである。

もう一人は、現在では全国各地のあらゆるミストのメンテナンスを担当する平岡健志。ふたりにこのアメリカンフットボール場の運命は託された。

Chapter.03未開発への挑戦

ラグビー場のミスト噴射の様子

フィールド冷却細霧システム

常に「挑戦心」を胸に抱く日本体育施設。下から吹き上げる形のミストは、世の中でも未開発であり、施工の場面でも様々な困難が立ちはだかった。

立上げ高さや設置場所、地盤や風向きの影響により、大量での効率的な施工は困難を極めた。細かな作業が必要となったため、現場で仮設の設備を設けて施工を行い、さらに人工芝もノズルの位置に加工を加える必要があった。

未開発の挑戦が無事にお披露目を迎えることができたのは、あらゆる工事に精通した田中の経験と知見によるところが大きい。

クラウドづくりのプロとしてのこだわりを体現した瞬間でもあった。

Chapter.04快適なスポーツ環境の提供

フィールド細霧冷却システム ミスト噴霧

フィールド細霧冷却システム ミスト噴霧

施工後、競技場での使用ではミストの効果は絶大であった。

さらにメンテナンスを担当する平岡は、人工芝の充填材の劣化に応じてノズルを調整することで高い効果を維持できるようにした。

また、JFAの基準をクリアし、公認ピッチでも採用が可能となった。

競技場は競技によっては使用頻度が高く、様々な競技で利用されるため、フィールドの状態に合わせて改善を続けることが大切。

フィールド冷却細霧システムはその可能性を広げるものとなった。

プレイヤーにより快適なスポーツ環境を提供したい。彼らの想いは、これからも挑戦を続けていく。

利用者の声

生徒や保護者の方々からも好評です

施工後のアフターフォローも丁寧で、何かあったときの対応も迅速な日本体育施設さんにお願いして良かったと感じています。

猛暑の日でもミストを使用することで体感温度が下がり、安心して運動ができる環境が整いました。

生徒たちも非常に好評で、快適に利用できるグラウンドになったと感じています。

製品データ

フィールド冷却細霧システム

『フィールド冷却細霧システム』は、ミクロの霧(ミスト)を漂わせてフィールドの熱環境を緩和する装置です。ミストは蒸発する際に周囲の熱を奪うので、フィールドの温度を下げる効果があります。また、粒子の細かい霧を使用するため、濡れにくく快適な環境を維持できます。

施設データ

田中 孝二 Koji Tanaka
1998年入社 専務取締役 管理統括本部本部長
学生時代は体育教師になることも考えたほどのスポーツ好き。建設会社での経験を生かし日本体育施設に入社。以降、様々なスポーツ施設の施工管理に携わる。
平岡 健志 Kenji Hiraoka
1994年入社 技術本部 技術営業グループ
ラグビー経験者。現場での施工やメンテナンスを担当し、グラウンド環境の改善に尽力している。現場での知見を活かし、最適な環境づくりを行う。