パラアスリートとの協働で、多様性を育む職場環境へ

パラアスリート・大谷知樹選手(アーチェリー)と共に働き新たな価値を創出

スポーツ施設の建設を専門とする、日本体育施設(にほんたいいくしせつ)株式会社(本社:東京都中野区 代表取締役社長:越後 幸太郎)は、今シーズン(2025年)より、パラアスリート・大谷知樹選手(アーチェリー)と共に働き、活動を支援することをお知らせします。

ユニフォームを着用した大谷知樹選手

大谷知樹選手の競技出場風景

パラアスリートとの協働の背景

当社はSDGs達成のカギである、誰一人見捨てることのない『多様性と公平性の包摂(ダイバーシティ・エクイティー&インクルージョン)』を行動指針に取り入れています。その一環として、このたび、パラアスリート・大谷知樹選手との協働を開始しました。

困難に立ち向かいながら目標を追い求める大谷知樹選手の姿が、社員に多くの気づきをもたらすことを期待しています。当社はこの気づきを通じて、互いに支え合い、認め合い、一人ひとりが強みと能力を発揮し活躍できる社会の実現と、パラスポーツのさらなる普及へ貢献します。

大谷知樹選手について

大谷知樹選手は、脳出血の後遺症による左半身上下肢障がいを抱えながら、現在パラアスリートとしてアーチェリー競技で活躍中です。以前はパラ馬術の活動をしていましたが、パラリンピック出場を目指し、2024年にアーチェリーへ転身しました。

平日の午前中は当社総務グループの一員として事務作業に従事し、平日の午後には2028年ロサンゼルスパラリンピックに向けて練習に励んでいます。
種目 アーチェリー(コンパウンド) 
自己最高記録 50m 654点
生年月日 1975年11月26日
出身地 東京都
出身校 駒澤大学

戦績・受賞歴

  • 2024年

    第25回東京都障害者スポーツ大会 コンパウンド30m
    ダブルラウンド 651点 優勝    
    全国障害者スポーツ大会 佐賀大会 コンパウンド30m
    ダブルラウンド 674点 優勝

  • 2025年

    3月14日に荒川区教育委員会褒賞を受賞
    4月13日に令和6年度葛飾区スポーツ協会優秀選手賞を
    受賞

令和6年度葛飾区スポーツ協会
優秀選手賞を受賞

ともに働く社員の声

「バラスポーツへの関心が高まった。新聞で読んだり、テレビでやっていたらチェックしたり。パラ スポーツがより身近になり、これから積極的に関わっていきたい。」
「誰もが強みを生かして活躍できると改めて感じた。自分の強みを振り返るきっかけにも。」
「競技にも仕事にも真剣に向き合う姿に感銘を受け、アーチェリーに興味を持つようになった。」

誰もが安心でき、活躍できる環境づくり

日本体育施設は、多様な人材が強みや能力を発揮できる環境を整え、そこから生まれるイノベーションを通じて唯一無二の価値を提供する企業を目指しています。

アスリートの雇用により陸上競技の裾野を
広げることで、健康社会の発展に貢献しています

女性比率が低い建設業界ですが、
当社では女性の採用を積極的に進めています

現在4名のミャンマー出身技術者が
現場で活躍しています

パラリンピックの原点「アーチェリー」でL.A.へ

パラリンピックの原点は、1948年にロンドン五輪にあわせて英国の病院で開催された、英国退役軍人の車いす患者によるアーチェリー大会にあります。※1 
そこから始まった歴史を受け継ぐ競技として、アーチェリーはパラスポーツの中でも重要な位置を占めていると言えます。現代にアーチェリーの魅力を伝える大谷選手の活躍を、日本体育施設は応援しています!

※1:参考資料:笹川スポーツ財団 「パラリンピックの歴史を知る」 https://qr.paps.jp/c5Fle