製品開発とSDGsへの想い

近年、施設の持続的活用、環境への配慮等の課題から、国際大規模スポーツ大会などにおける、価値あるレガシー創出に注目が集まっています。
日本体育施設では、SDGsを推進し、環境レガシーにも直結する製品開発が『責任あるスポーツ・レガシーの創出』に寄与できると確信しています。
日本体育施設は、環境省から性能評価を受けた、グラウンドの気温や利用者の体感温度を下げる『フィールド冷却細霧システム』や、投てき競技が実施可能な人工芝『スポーツターフΛ(ラムダ)』をはじめとした独自開発商品・サービスを通じて、スポーツにかかわる人々に快適な環境を提供しています。また、プラスチックごみの海洋流出を低減する『マイクロプラスチック捕捉集水桝』など、自然環境に配慮した価値あるスポーツ環境の創出にも取り組んでいます。
このぺージでは、日本体育施設のSDGsへの想いから生まれた自社開発製品を紹介します。

Section.01 責任あるレガシー創出に寄与する製品開発

これからのスポーツ施設の建設・リニューアルにおいて、SDGsへの取り組みを行い、レガシーとして相応しい製造や施工が行われることが大切だと考えます。
実際に建設現場では、作業者の安全や健康に配慮した施工プロセスにおける取り組みを続けています。なかでも有害物質を含む建設材の施工においては、いっそう取り組みが重要視され、慎重な管理の元進められています。
とはいえ、そうした有害物質を含まない建設材の開発が進めば、建設現場での安全・健康の取り組みは進化するはずです。
日本体育施設ではそうした視点を製品開発に取り入れています。

Section.02 人と環境にやさしい舗装材『レオタンαエンボスSF』

有害化学物質の排除など、人と環境に配慮した開発を行います

このことをうけ、2017年より当社が開発に着手したのが、「MOCA」を使用しない環境対応型舗装材『レオタンαエンボスSF』です。
『レオタンαエンボスSF』は、健康障害リスクの低減を目指しつつ、競技性の向上や、そしてグラウンドの安全に不可欠な「平坦性」「均一性」を実現できる画期的な製品です。
スポーツ施設は、つくるだけではなく、つかう人とつくる人の持続的な健康の確保と、メンテナンスによる施設の安全性、機能性の維持によって、初めて「価値あるスポーツ施設」と言えると考えています。社会の課題を解決できる価値あるスポーツ施設の提供に尽力してまいります。


Section.03 スポーツ環境を改善する『フィールド冷却細霧システム』

気候変動が与える環境への影響を日本体育施設の技術で緩和します

独自開発製品『フィールド冷却細霧システム』は、微細なミストが夏季のグラウンドの気温や利用者の体感温度を下げることにより、快適なスポーツ環境を提供します。
令和3年度環境技術実証事業では熱中症を予防するための改善が実証されました。環境省からの性能評価を受けている製品です。



Section.04 地球環境を考えた対策『マイクロプラスチック捕捉集水桝』

地球規模の課題に対応すべく技術力を高めます

近年、海洋プラスチックごみの問題が地球規模で深刻化しています。
その対策として日本体育施設では、『マイクロプラスチック捕捉集水桝』を開発しました。
グラウンドから流出した人工芝のパイル片や充填物を、集水桝に設置したヤシマットで捕捉し、公共下水道への流出を防ぐことができます。



Section.05 持続可能性の考えた舗装材『スポーツターフΛ(ラムダ)』

持続可能なスポーツ施設の建設を通じて経済発展や社会進歩を支えます

価値あるスポーツ施設は、地域経済や産業に多大なる波及効果をもたらし、雇用の創出を含めた地域振興に貢献します。
自社開発製品『スポーツターフΛ(ラムダ)』は、投てき競技が実施可能な人工芝で、陸上競技場の多目的利用や利用頻度の向上に寄与します。