【仕事紹介】スポーツ公園の管理・運営

「公園管理」の仕事は、都市公園の管理・運営を行う仕事です。
中野区の公園の指定管理者として活躍する山崎俊平さんが、就職活動中の学生や社会人から多く寄せられる質問に答えます。
指定管理者とは、都市公園などの公共施設の管理運営をおこなう団体のことです。日本体育施設は、こうした施設の管理運営を担う指定管理者として、地域の公園やスポーツ施設を支えています。


このほか、Instagramの採用チームの公式アカウント(nts_recruit_official)では公園で携わるイベント情報や山崎さんのインタビュー動画を公開中です。ぜひご覧ください。


山崎 俊平 Shunpei Yamazaki
パークマネージメント事業部

Advice.01山崎俊平さんについて教えてください

Q.1経験年数を教えてください。

A.1
2005年にアルバイトとして日本体育施設に入社し、現在は職員としてパークマネージメント事業部に所属しています。今年(2025年)で20年目を迎えます。

Q.2保有している資格はありますか?

A.2
公園管理運営士と公認スポーツ施設管理士の資格を保有しています。資格取得を通じて身に着けた公園整備、来園者とのコミュニケーション、スポーツ施設の有効利用・維持管理・トラブル対応に関する知識は、実務で役に立っています。
Column 01

公園管理運営士とは?


公園管理運営士とは、都市公園の管理運営を円滑かつ効果的に推進するためのマネジメント能力を備えた人材です。現在、公園に求められるものは多様化しています。スポーツ・レクリエーションや市民協働の場、環境教育の場としてのニーズや、安全性、公園生物の生態や資源循環の管理などが求められています。

資格名にもあるように「管理」においては、公園内の植物や訪れる動物・昆虫に対する知識をもって生育と維持を管理する必要性があります。運動スペースや遊具が設置されていれば、安全性や利便性を損なわないように管理します。「運営」においては緊急時に責任者として対処する等、監督能力も必要です。地域の公園へのニーズに従って、体験学習会などのイベントの企画・実施をします。
公園管理運営士の資格試験は年一回実施され、5年ごとの更新が必要です。
Column 02

公認スポーツ施設管理士とは?


公認スポーツ施設管理士(旧:公認体育施設管理士)とは、公益財団法人日本スポーツ施設協会(旧:公益財団法人日本体育施設協会)が定める公認指導者制度※1による資格のひとつです。
「屋外スポーツ施設」「体育館・武道館」「水泳プール」「音響」「照明」「スポーツフロアー」「用器具」「芝生」などのスポーツ施設の維持管理に関して、スポーツ施設の管理者としての適性が問われます。

※1公益財団法人日本スポーツ施設協会が行う「公認指導者制度」とは:「体育・スポーツ施設の設備機能の発達や、利用者ニーズの多様化に対応した指導者を養成し、その資質と指導力の向上を図ること」などを目的とし定められた制度です。ほかに「公認スポーツ施設管理士」「公認スポーツ施設運営士」などがあります。資格認定には、協会認定の講習会等で講習プログラムの受講が必要になります。

Q.3趣味や特技を教えて下さい。

A.3
趣味は、食べ歩きと音楽鑑賞です。特にラーメンが好きなので、ラーメンを求めて色々なところへ行きます。

Q.4現在取り組んでいる中野区の公園に関わる仕事は、どのようなものがありますか?

A.4
当社が指定管理者である中野区の公園は、人工芝野球場4面、砂入人工芝テニスコート6面、人工クレイテニスコート4面、弓道場・多目的広場、哲学堂公園、管理棟、トイレ、園路などで構成された施設の管理に取り組んでいます。

哲学堂公園

哲学堂公園は、東洋大学創設者でもある井上円了氏によって精神修行や社会教育の場としてつくられた公園です。四聖堂や六賢台などの古建築物と2009年に寄贈された彫刻家ワグナー・ナンドールの「哲学の庭」がある公園です。テニスコートと野球場が併設されています。2020年より国指定名勝となりました。
主に公園を利用して頂いているのは、地域にお住まいの方や近隣にある東洋大学の学生さん、観光で来られる方がいらっしゃいます。

国指定名勝となった公園の魅力を多くの方々に知って頂くための「哲学堂公園フォトコンテスト」、公園に親しみを持っていただくために東洋大学監修による絵本「ふしぎな哲学堂」の作成をして、HPでの掲示を行っております。また、地域の活性化を目的として、中野区の主要な施設などのルートマップを冊子に載せて、地域で配布するような活動も行っています。
また、同大学の学生向けのミニツアーも行ったり、野球教室の場所として貸出しております。

上高田運動施

上高田運動施設は、テニスと野球を目的にした地域にお住まいの方や近隣学生さんに利用されています。
野球場に関しては、条例により野球場は野球場の目的でしか使えない状態でした。しかし、野球場の空き時間の稼働率向上を目指して、レクリエーション利用での貸し出しとして地域の保育園の運動会場として使う、といったような多目的利用を推進しています。また、お子様が学校にあがられたような層に向けてヨガ教室を開催したり、高年齢向けのイベントやご家族向けのイベントも実施しています。

全ての方に、安心して安全に過ごして頂ける場所づくりと、幅広い層に楽しんで頂ける、満足度の高いイベントの企画、定着化を目指して取り組んでいます。


Q.5公園で働く立場で、サービス向上に向けて心がけていることはなんですか?

A.5
安全を特に重視しています。例えば巡回では、不審者がいないか、危険物が落ちていないか、などは特に気をつけている点です。
以下のページでは、業務の流れや地域貢献、環境保全などスポーツ公園の管理運営の基礎知識について、公園管理運営士の山崎さんが、さらに詳しく紹介します。


Advice.02スポーツ公園の管理・運営の仕事について

Q.6山崎さんがこれまで経験してきた現場の経歴を教えてください。また、その中で印象に残っている出来事があれば詳しく教えてください。

A.6
中野区の指定管理の他、文京区の指定管理現場を担当しました。
特に中野区では、野球場の整備について、利用者にご指摘いただいたことで目が覚め、以降は利用者に如何に気持ち良くご利用いただけるかを第一に考えて、更に整備に力を注いでいます。

やさしいほほえみで利用者とお話しする
山崎さん

その甲斐あってか頑張りを認めていただき、注意やご指摘をくださった利用者に「いつもありがとう」という言葉を頂けた事が強く印象に残っています。
また、公園の手入れ(剪定も含め)、運動施設の整備、建築物の内部の清掃にも取り組んでいます。

Q.7公園管理・運営の仕事は、どんな人と関わりながら仕事をしますか?

A.7
地域住民や近隣住民、自治体や地域活動団体、一緒に仕事をしている他の企業やスタッフなど。スタッフ間では、ひとりで抱え込まずに連携して助け合うことが大切だと考えています。

Q.8山崎さんの1日のスケジュールは?

A.8
  • 08:30

    朝礼、メールチェック

  • 09:00

    安全パトロール

  • 10:30

    イベント打合せ

  • 13:00

    安全パトロール

  • 17:30

    退勤

上高田運動公園の現場事務所で8:30に朝礼をし、哲学堂公園に移動し、メールのチェック、メールの返信、イベントが控えていれば予約を確認して企画や運営をイベントの関係者と調整、その他資料作りなど。安全パトロールは朝の開門時と13時、人が多いときはランダムにスタッフで実施。忙しい時期には残業もありますが19:30には退勤しています。

Advice.03スポーツ公園の管理・運営の仕事に就きたい方へ

Q.9公園が大好きで公園で働いてみたいです。将来パークマネジメントの仕事をするためには、どうしたらいいでしょうか。

A.9
私の場合は、公園に興味を持っていたことから、近所である中野区立哲学堂公園でアルバイトを始めた事がきっかけでした。
公園が好きという気持ちは、公園で働く上で大切な事だと思います。
公園で働くということは、美しく綺麗な事ばかりではありませんが、携わってみて初めて分かる事も沢山あり、業務も多種多様です。公園が好きだという気持ちを持ち続けていれば、いつでもチャレンジ可能だと考えています。
日々さまざまな事がありますが、自然に癒されながら、多くのお客様と触れあい、私が行ったことに関してダイレクトに反応が返ってくるというこの仕事はやりがいがあり、誇りに思っています。
お客様の安心・安全を確保することを第一優先として、来場される方が楽しんだり快適に感じられる場の提供をこれからも行ってまいります!