江東区屋外スポーツ施設
(夢の島野球場、
夢の島競技場)

Achieve.01施設概要

東京都江東区の夢の島公園は43haの広さがある緑豊かな都立公園。充実したスポーツ施設を有し「夢の島競技場」は日本陸上競技連盟第2種公認の陸上競技場。インフィールドにはサッカーピッチやラグビーコートが設けられ、JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(*)DIVISION 2に参入する『清水建設江東ブルーシャークス』のホームスタジアムとして使用されています。また、園内の「夢の島野球場」は、軟式野球場と少年野球場が整備されている。

*JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビー リーグワン)は、2022年1月に開幕した日本のラグビーの社会人チーム競技会

夢の島競技場


面積 26,800㎡
規格 400mトラック 8レーン
サッカーピッチ105m×68m
ラグビーコート100m×66m
舗装 トラック:全天候型舗装
インフィールド:天然芝舗装

夢の島野球場(軟式野球、少年野球)


面積 軟式(42,190㎡)
少年(19,680㎡)
面数 軟式(8面。内4面は、ソフトボール兼用)
少年(小学生用2面、中学生用2面)
舗装 内野:クレイ系舗装 外野:天然芝舗装
所在地 東京都 江東区

Achieve.02実績年表

  • 2011年度

    指定管理者共同事業体(江東スポーツ施設運営パートナーズ)構成企業 1期目開始

  • 2016年度

    指定管理者共同事業体(江東スポーツ施設運営パートナーズ)構成企業 2期目開始

  • 2021年度

    指定管理者共同事業体(江東スポーツ施設運営パートナーズ)構成企業 3期目開始

Achieve.03指定管理(構成企業)

当社は、株式会社フクシ・エンタープライズが代表企業を務める指定管理者共同企業体『江東スポーツ施設運営パートナーズ』の構成企業として、陸上競技場や野球場のグラウンド管理に取り組んでいます。

夢の島競技場

陸上競技場は、プロスポーツをはじめ地域小学校のイベントでも使用されるため、スポーツ振興・普及に貢献するべく、安全なグラウンドの提供を心がけています。特に、インフィールドの芝生は安全性と耐久性を兼ね備えた質の高い状態を維持するため、『スポーツターフ管理』のノウハウを活かした管理を行っています。



ウィンターオーバーシードの
ためのコアリング

冬季は芝生を
養生シートで保護

試合前には
ライン画きを行う

スポーツターフ管理における取り組み

トップ選手も快適にプレイできるよう、管理計画を立て、芝生の刈り込みや肥料の散布、散水など管理を行い、使用後の部分張り替えなど、芝生の状態を常に見極めながら、必要に応じたメンテナンスを行う、グリーンキーパーの役割を果たしています。

特に、1年を通じて芝生を良い状態に保つために、ウィンターオーバーシードを行っています。ウィンターオーバーシードは、冬に休眠する暖地型芝生に冬もみどりを保つ寒地型芝生を播種して、育てる方法です。切替期は、計画的にコアリングや寒地型芝生ペレニアルライグラスの播種など「トラジッション」と呼ばれる工程を行います。
さらに、ターフクオリティ調査を実施し、結果に応じて、プレイに最適な状態を保てるよう管理を行っています。
芝生種類 ティフトン ウィンターオーバーシード(8,500㎡)

夢の島野球場(軟式野球、少年野球)

市民グラウンドとして使用されている夢の島野球場は、安全なグラウンドを維持管理すると共に、オフシーズンを利用した冬季整備にも注力しています。

長く伸びた芝草も刈り込める
ロータリー式を使用

マウンド整地

スプリンクラーの定期点検

取り組み

シーズン中は、利用頻度が高いため、ロータリー式の芝刈り機を使用して効率的に管理を行い、なるべく芝生を休ませることを大切にしています。クレイ部分は、スプリンクラー散水や3tローラーによる転圧、レーキ(トンボ)を使用して乱れた表面の整地などを行うグラウンドキーパーの役割を果たしています。特に、傷みの激しいベース周りは、掘り起こし補修も行っています。
12月~2月の期間は、冬季整備を計画的に実施していきます。少なくなった土を補充したり、1シーズン使用して締め固まった土は、天地返し(耕耘)を行って、クッションを回復させます。また、霜による土の凍上対策として、塩化カルシウムを散布します。塩化カルシウムは、水に溶けて溶解熱を発生するとともに、水の凍結温度を凍結を防止します。水に溶けた塩化カルシウムはアルカリ性で、芝生にかかると、育成に影響するため、注意して散布します。
野球場の芝生は気温15℃を下回ると育成するのをやめて、気温の低下とともにだんだんと休眠期に入ります。オフシーズンは、ファールラインのエッジカットや、土が溜まって内外野の境目が段差になった箇所は、盛り上がった芝生を剥ぎ、整地した後に芝生を張り直す、切り下げ整備を行います。

冬季整備の様子

測量杭をたて
黒土入れ用の器具を使用し
マウンド整正する

黒土混合土の耕耘

黒土混合土の転圧

グラウンドの凍結や
霜による土の凍上を防止ため
グランドガードを散布

土が溜まって高くなる
内外野の境を切下げ

ファールラインに沿って
エッジカット

開始年度 2011年4月1日から継続中(3期目継続中)
種  別 指定管理者共同事業体(江東スポーツ施設運営パートナーズ) 構成企業